経常利益伸び率
経常利益伸び率とは、前期から当期にかけての経常利益の増加の割合を見るものです。 経常利益は、企業の総合的な利益となりますから、 この指標で企業の総合的な成長を確認することができます。 計算式は、損益計算書から ([当期経常利益]-[前期経常利益])/[前期経常利益] ×100 (%) となります。
実質的な利益といえます。 そのことから、売上高伸び率と同じような割合で伸びているのが理想です。 売上高は伸びているのに経常利益伸び率がかんばしくない場合は、 コスト高や営業外費用で経営を圧迫しているので、原因を探る必要があります。 逆に、売上高は伸びていないのに経常利益が伸びている場合も、注意が必要です。 営業外収益によって高く見えることもあり、その場合は一過性の可能性があります。 ここで本業での利益が出ていなければ、来期は期待できないかもしれません。 いずれにしても「なぜ?」を常に念頭に置き、数字だけを見るのではなく ブーム等の外部環境に左右されてないのか?などの裏づけが必要です。 裏を返せば、企業努力による増収増益は今後もかなり期待できます☆ 以上のことから、経常利益伸び率は、売上高伸び率とセットで分析すると かなり頼りになる指標といえるでしょう。 |
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